厚労省から発表されている新型コロナウィルスの陽性者数と死亡者数を月曜日から日曜日までの一週間単位で集計すると興味深いことがわかります。陽性者数を横軸、死亡者数を縦軸にとると、必ず左回りに回転します。図1のとおり、過去に六回転しています。
図1
新型コロナウィルスの週別陽性者数と死亡者数の関係(厚労省発表のデータより集計)
2022年10月2日 現在
過去の六回転から、① 一回転(=収束)に要する時間は平均13週であること、② 回転を何度も繰り返していること、つまり変異種の出現が継続していること、③ 死亡者数のピークは陽性者数のピークから二~三週間後にやってくること、などがわかります。縦軸(死亡者数)のスケールがほとんど変わっていないのに対して、横軸(陽性者数)のスケールが、データ集計開始時の1000倍になっていることも注目に値します。
その他の方法による収束予測時期は、
微分方程式と合成波による方法 → 新型コロナウィルス感染症収束予測
正規分布の合成による方法 → 正規分布で近未来を予測する方法
をご覧ください。
おわり
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